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国民の日本酒離れの過去と現状、これからについて

2012 年 6 月 4 日 コメントをどうぞ コメント

 
「日本酒」メーカー倒産動向調査~ 10年間の倒産は74件 業歴100年以上が7割超 ~(東京商工リサーチ)

 倒産の理由について、「様々な理由がある」って書いてあるけど、そのうち幾つかは過去の負の遺産にあって、正しい認識が広まれば多少は改善されるんじゃないかなあと思ったのでちょっと書いてみる。

 というのも、ちょっと前(十数年前)までの日本酒はバブルの時代よろしく、多くの蔵が拡大路線を推し進めていたのです。そのため、質より量が求められ、今も残る「安かろう悪かろう」の日本酒が氾濫しました。日本酒嫌いの人が多いのは、この悪酒にしか触れていないところにもあると思うのです。
 今では考えられないことですが(まだやってるところがあるのか分かりませんが)、大手の蔵では地元の蔵から酒を買って、自社銘柄として売っていた(=OEM)時代もあったのです。小さな蔵がせっかく良い酒を造っても、消費者が大手銘柄ばかりを求めたばかりに、良い酒が大手銘柄として(おそらく保存状態も良いとはいえない状態で)出荷されていたのです。 

 そんなバブルが終わり、日本酒ブームが終わった結果が今の日本酒業界の低迷を呼んでいるわけで、半ば自業自得な感じがしなくもありません。しかし、そういう環境の中で、生き残りをかけて(なのかどうかはさておき)量より質を求める蔵が増えてきています(主観)。

 リンク先の記事だけ読めば、需要の低下が主な原因のようにも読めますが、先述のとおり「大量生産主義からの転換」というファクターがあることも確かです。言い方は悪いですが、大量生産酒で儲けようとしていた蔵が反省して良い酒を造るようになってきているのです。せっかく良い方向に向かいっている日本酒界がこのまま廃れるのは忍びないです。

 ですので、とりあえず言えることは、日本酒文化を廃れさせないためにも、著名な銘柄だけではなく、地元の小さな蔵のお酒をもっと知って飲んで広めてもらえたらいいなあということです。

 まとまりのない記事ですが悪しからず。




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