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秘封倶楽部覚え書き 「曝」から「暴」へ

2015 年 11 月 29 日 コメントはありません

2005年に蓮子とメリーが登場してから10年間、
秘封倶楽部は『結界を「暴」く』サークルだと認識されてきた。
しかし深秘録において、初代会長・菫子は『秘密を「曝」く』と言っている。


蓮台野夜行:魔術師メリー

そう、秘封倶楽部の裏の顔は張り巡らされた結界を暴くサークルなの。

深秘録:魔理沙ストーリー 菫子戦

だから秘密を曝きたいのよ 多少危険な目に遭っても


秘封関連の作品で、「あばく」という言葉が使われているのが上記1箇所ずつしか存在しないため、単なる表記揺れである可能性は大いにあるけれど、無粋を承知で検分してみたい。

「暴く」/「曝く」について、辞書の解釈は
広辞苑 第五版によると

暴:他人の隠そうとする秘密を公表する。
曝:日光にあてる。日にさらす。


また、新明解国語辞典によると

暴く:人が意図的に隠そうとしている悪徳・非行や、ともすれば多くの人が見逃しがちな欠陥などを、遠慮なく衆の前にそれと示す。
曝く:(項目なし)


となっている。
一概には言えないけれど、
「曝く」は、知られていないだけで特に隠されていないものを対象とし、
「暴く」は、隠されているものを対象としているようにも読める。

これは、蓮メリの時代に結界を『あばく』ことが禁止されている事実とも整合する。

たかが漢字一文字。
神主にそこまで深いお考えがあったのかどうか知る由もないけれど、
菫子の時代(以降)に結界への干渉が禁止される出来事を強調・予感させている
ような気がして、夢が広がる一文字でもある。






追伸
ちょっとググって出てこなかったから書いてみたんですが、秘封スレあたりで音速だったらあしからず。




カテゴリー: 小ネタ, 東方

国民の日本酒離れの過去と現状、これからについて

2012 年 6 月 4 日 コメント 2 件

 
「日本酒」メーカー倒産動向調査~ 10年間の倒産は74件 業歴100年以上が7割超 ~(東京商工リサーチ)

 倒産の理由について、「様々な理由がある」って書いてあるけど、そのうち幾つかは過去の負の遺産にあって、正しい認識が広まれば多少は改善されるんじゃないかなあと思ったのでちょっと書いてみる。

 というのも、ちょっと前(十数年前)までの日本酒はバブルの時代よろしく、多くの蔵が拡大路線を推し進めていたのです。そのため、質より量が求められ、今も残る「安かろう悪かろう」の日本酒が氾濫しました。日本酒嫌いの人が多いのは、この悪酒にしか触れていないところにもあると思うのです。
 今では考えられないことですが(まだやってるところがあるのか分かりませんが)、大手の蔵では地元の蔵から酒を買って、自社銘柄として売っていた(=OEM)時代もあったのです。小さな蔵がせっかく良い酒を造っても、消費者が大手銘柄ばかりを求めたばかりに、良い酒が大手銘柄として(おそらく保存状態も良いとはいえない状態で)出荷されていたのです。 

 そんなバブルが終わり、日本酒ブームが終わった結果が今の日本酒業界の低迷を呼んでいるわけで、半ば自業自得な感じがしなくもありません。しかし、そういう環境の中で、生き残りをかけて(なのかどうかはさておき)量より質を求める蔵が増えてきています(主観)。

 リンク先の記事だけ読めば、需要の低下が主な原因のようにも読めますが、先述のとおり「大量生産主義からの転換」というファクターがあることも確かです。言い方は悪いですが、大量生産酒で儲けようとしていた蔵が反省して良い酒を造るようになってきているのです。せっかく良い方向に向かいっている日本酒界がこのまま廃れるのは忍びないです。

 ですので、とりあえず言えることは、日本酒文化を廃れさせないためにも、著名な銘柄だけではなく、地元の小さな蔵のお酒をもっと知って飲んで広めてもらえたらいいなあということです。

 まとまりのない記事ですが悪しからず。




カテゴリー: 小ネタ

今が旬のオススメ日本酒

2012 年 5 月 25 日 コメント 1 件

  先日、日本酒本を書いたもののオススメ酒を紹介しきれなかったのが心残りなので、なぜかこのタイミングで紹介してみる。

 しかし、日本酒に旬などあるのかと思う人も多いでしょうが、実はあるのです。
 日本酒造りの工程については省略しますが、造られた日本酒は『いつ搾るか』によって絶妙に味が変わってくるのです。なので、冬から春にかけて搾った「しぼりたて」「荒走り」という若い味や、夏まで寝かせた「貯蔵酒」、秋まで熟成させた「火入れ酒」まで、同じ酒でも季節によってまったく異なる味を楽しめるのです。

 そんなわけで、(季節にこだわらなければもっとオススメしたいのですが、)今が旬の日本酒を数点、紹介したいと思います。今回は、通販で買えそうなものだけピックアップ。


1.「真澄 あらばしり
 真澄という長野の酒、これを飲むまでは「あまり特徴のない普通の酒だなー」くらいにしか思ってなかったのですが、これだけは本当に別味で、濃酵でどっしり重い口あたりに、強めの甘みと特徴的な酸味が加わって、ツマなしでゆっくりおいしく飲めるお酒です。


2.「人気一 夏生純米吟醸
 上と同じく、人気一というお酒はどうもハズレばかり引いていたのですが、ようやく当たりに出会えました。こちらも淡麗とは真逆の濃酵寄りの味ですが、こちらは辛口寄りで、強いコクと辛みの中に程よい酸味が加わって、こってりしてるのに飲み飽きない味でした。思いっきり冷やして飲むといっそうおいしいと思いました。


ここまで書いてみて、あまり紹介できる(季節限定かつ入手困難じゃない)銘柄を知らないことに気付いたのでここらへんで切り上げます。本当は淡麗よりのお酒も紹介したかったのですが……。この記事を読んだ人は一期一会だと思って、もし見かけたら飲んでみてくださればー、と思います(回し者に非ず)


 そうそう、そういえば明後日の例大祭で↑のノリで書いた日本酒本が出るので、ご来場の方は寄っていただければまた幸いです。会場で僕と乾杯!(※会場内の飲酒は禁止です)

 以上、今が旬の日本酒(本)紹介でした。




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