投稿者: usui

東方神霊廟の売上の行方についての誤解

 
 伝達範囲は未確認なのですが「神霊廟の売上は製品版も全部含めて寄付される」と思っている人が少なからずおり、その上コピペブログによってその情報が蔓延しかかっているようなので、先手を打って確かな情報を広められればと思った次第です。

 問題の文面は以下のコピペブログ内

東方Projectの旧作フロッピー、お値段115万円より(アルファルファモザイク)
東方Projectの旧作フロッピー、お値段115万円より((´A`)<咳をしてもゆとり)

199 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/07/20(水) 03:34:21.37 ID:Lc0Ds/jC0
>>191
東方オンリーの最大イベントである博霊神社例大祭で新作の体験版を300円で売ってコミケで製品版や音楽CDを1500円売る、後は商業誌扱いの公式漫画や公式小説、公式設定本を定期的に出してる
どんだけ利益出してるのか知らんが次の新作は売上全額被災地に寄付らしいから相当経済的余裕あるレベルで儲かってる

というレスがあります。調べれば分かることなのですが、ソースも確認せず広がってしまいそうなのが恐ろしいところ。

 これに対して、公式見解はどうなっているかというと、

東方神霊廟 ~ Ten Desires. 体験版(博麗幻想書譜)

また、例大祭で配るはずだった体験版CDは後日メロンブックスさんで売って頂ける事になりました。
 以前、Twitter等でお伝えしていたとおり(そうです実はTwitterやってました(ID:korindo))この売上を全て震災の義援金という形で、微力ながら支援させて頂きたいと思います。

 義援金に充てるのは体験版だけで、製品版については何も言及していません。ちなみにTwitterでも7/20現在、製品版については何も触れていません……ということで、ゆめゆめ勘違いなされぬようお願い致します。

■余談

 重箱の隅をつつくようなことですが、

korindo あい分かった。売り上げを義援金にするというと間接的にしない人を攻撃しているように取られかねないので、あくまで個人的に募金するという形で協力させて下さい link

 ということになっており、公式には義援金という扱いではなかったりします。そして、義援金には収支報告義務はない(たぶん。素人調べ)ので、義援金だろうが私的寄付だろうが、収益を公表しなくても法的に問題はないはずです。

  

帯に支配されるブックデザイン

 
 ずっと思っていたことなんですが、また、何を今更ということかもしれませんが。

 日本の書籍のカバーデザインって、帯が付くことが前提にして作られているものが多すぎませんか?

「新潮文庫の100冊」未読チェックツール(読書メーター)
 ここらへんを見ると一目瞭然かと思うんですが、タイトルが上7割で収まっていたり、下部だけ妙にすっきりしていたり、そんな本が目立ちます。
 中にはそれを逆手にとって、帯を外すと楽しめるデザインになっているものもありますが、基本的に帯が外れるとバランスが悪くなるデザインのものが多い気がします。ここに載っているのは文庫だけですが、本屋に行けば単行本や新書でも同じ事が言えるのはわりかし自明かと思われます。
 帯が付いている内はいいんですが、入荷後しばらくすると帯が外されたまま陳列される本も少なくありません。それをみるとなんとも悲しいような情けないような妙な感覚にとらわれます。普段気にしていないと何とも思わないでしょうが、一度意識し始めるとこれがなかなか気になってくるのです……(きっと)。

 この文化って日本独特で、他の国ではここまで帯がたくさんついてるわけではないようで[要出展]どうしてこうなったと言いたいのです。

本の帯(腰巻き)について教えてください。(教えて!goo)
 ソースとしてアレですが、この回答を見る限りでは。かなり昔から帯自体は付いていたことが読み取れますが、ではカバーデザインはどうかのか、というとよく分かりません。ではカバーデザインが帯に支配(?)されるようになったのはいつ頃なのか、その変遷を追ってみると面白いんじゃないかなー、と思ったんですが、調べる気力と時間がないので問題提起だけしておいて誰か興味のある人がいれば調べてもらえばいいかな、なんて投げっぱなしエンドですみません。かしこかしこ。

帯のデザイン (レイアウトスタイルシリーズ (別冊))
ピエ・ブックス
売り上げランキング: 407913

 これも面白そうな本ではあるんですが、個別ケースの紹介が主であって歴史を追う感じではないのが無念。

なんかはじまるようです

またみんなでお題出しあってブログやりたい(おひとりさまなめんな!)
 

 数年前、Lingua furanca.という参加者が互いにお題を出し合って全員で記事を書くという企画がありまして、とても楽しそうだったので次に機会があれば僕も参加したいなとずっと思っていたところ、3年越しにしてようやくその機会に巡り会えたというかそんな感じです。うれしい反面そうそうたるメンバに囲まれ戦々恐々としております。

 とは言いつつ、たぶん自由奔放に書かせて頂くつもりです。というわけで宛先各位なにとぞよろしくお願いいたします。

追。
 だた企画に参加するだけなら、トラックバックで記事を送ればいいんですけど、わざわざ(苦難を覚悟の上で)参戦したのは、「自分でお題を出したいから」です。他の参加者の無茶振りに11回耐えることで自分も1回だけ好き放題できるというスバラシイ特典につられて参戦したのです。そんなわけで、自分の番(11番目)が楽しみです。こうごきたい

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