投稿者: usui

C76 2日目レポ ~コミケと東方と~

 この記事は、私が東方の新作を手に入れるまでの記録と、自分の目を通して見た東方ジャンルの問題点をとりとめなく綴ったものです。
■開場まで
 りんかい線の始発で開場に到着。東の駐車場内で列固定。
 6時頃までは涼しかったのですが、7時を回ったあたりから日が強くなり、帽子がないと死にたくなる暑さに。スタッフが
「100人近くの人が、何も手に入れることなくお帰りになりましたー、注意してください。
みたいなことを言っていたのが印象的でした。
■開戦
 10時、列は移動することなくその場で拍手。遅れること十数分、ぼちぼちと動き始めて目的の上海アリス幻樂団(東方Project原作サークル名)列に並べたのは10:30を過ぎ、入手したのは11:50頃でした。
C76
赤:上海アリス幻樂団
青:黄昏フロンティア
■その後
 13時過ぎに完売、列が崩されたという話を聞いたのですが真偽不明。
 14時ころ、ふと立ち寄ってみると人だかりが。サークルスペースを中心に、外に半円を描くような集団が。近寄ってみると、どうやら上海の列の模様。列と言うか……円の最前列から一名ずつ、50人を数えてスタッフが中へ誘導、頒布という形態を取っていました。
C76-2
(※イメージ)
 スタッフが、「何の列か分からない人は離れてください」と叫んでいたけどそれは逆効果な気がしました。とにかく、とりあえず並んでみたら、ものの10分でgetできてしまいました。朝からの苦労は何だったのでしょうと思わずにはいられません。(※2つめの分は、知り合いのサークルの方へお譲りしました。あしからず)
 その後も近くから顛末を眺めていたのですが、14:20ごろ、どうやら残りが数枚になったとの声が聞こえてきました。いまだ列は減るところを知らず、どうするのかと思いきや。スタッフが無作為に数名を円の中心に呼び寄せ、ZUN氏(東方Project原作者)とのジャンケン大会が始まりました。勝った人から順に入手という方式。
 結果、ジャンケンに参加できなかった周りの人も盛り上がり満足し、集団は暴動も起きずに解散していきました。(会場内で勝手にジャンケン大会やってよいのかとも思いましたが、(たぶん)スタッフもその場に居たと思われるので問題ないかと)
■閑話休題
――というのが当日のレポートで、以下は、今回特に顕著であった東方ジャンルのコミケにおける問題点について書いてみたいと思います。
■問題
 一つ目の問題は、ジャンルとして大きくなりすぎた結果、他のジャンルにまで迷惑をかけることになってしまったこと。先述の通り、上海アリスの列が会場通路の大半を占めることになってしまったことをはじめ、西館から東館への移動に制限がかかったのも東方に原因の多くがかかっていると言える気がします。つまるところ、上海アリスの需要過多問題。
■対策
 いくつか考えられるのですが、
□同日委託
 東方の新作は例年、一ヶ月遅れで同人ショップに委託されます。しかしそれでも待ちきれずに並ぶ人があれだけ居るのが現状です。もし同日に委託ができるのであれば、かなり状況は改善するのではないでしょうか(……と数年前からずっと言われています)。
 この件についてZUN氏は「自分ではどうしようもできない政治的理由により不可能」と言っています。(推測ですが、ショップ・印刷屋の問題ではないかと思われます。需要に供給が追いつかないという事情。)しかし、もしそうだとしても、なんらかの釈明をして頂きたいところです。
□隔離
 この案は、コミケの理念を崩すことに繋がってしまうので実行されないにこしたことはないのですが、一応。
 東方Projectは、例年春に最大のオンリーイベント「博麗神社例大祭」が開かれてます。毎年そこで新作の体験版が、夏コミで製品版が頒布されるというのが通例となっています。コミケ側の事情を押し付けるのはあまりよろしくないかもしれませんが、そちらの方、もしくは別のオンリーイベントで製品版の頒布する、という形態を取ればよいのではないか、という案です。
 他にも幾つか考えられる案はあるのですが、何にせよサークル側に責任を取ってもらう形のものしか思いつかないので割愛します。
■真の問題?
 東方がここまで嫌われる理由として、マナーの悪い参加者が多い(ように見える)ことが理由として挙げられます。……これは東方ジャンルだけの問題ではないのですが、近年のネット人口の増加、また某ニコニコ動画の台頭などにより、低年齢の参加者は増加の一途をたどっています。特に、ニコニコ御三家と言われている東方・ボーカロイド・アイドルマスターはその傾向がより顕著だと言えます。更に、その中で最も公式作品への参加障壁が低い東方は、最たるものだと思われます。
 そういった新規参入者は、母体となっているコミュニティの未成熟さのせいか、マナー能力の低い人が多いよう感じられます。これが第二の問題です。これに関しての対策は……年齢制限するか、啓蒙していくか、それしかないと思います。これについてはまたいずれ。
■最後に
 私がこうして問題提起してみたのは、コミケの存続を願って、また、東方Project製作者であるZUN氏が無事に同人活動を続けられることを願ってのことです。以上、まとまりのない記事になってしまいましたがC76二日目レポートでした。

C76 秘封倶楽部関連サークルリストまとめ

 今回も懲りずにまとめてみました。
(最終更新8/7)
C76 二日目(8/15)


◆東F07a:ゆめかばん / 特設サイト
秘封倶楽部の短編集
◆東D-15a:StrangeChameleon / ■StrangeChameleon■
幻想に至る病
>秘封倶楽部のシリアス本。
◆東H-24a:あるたな
>星蓮船含めたwin版、香霖堂、三月精、儚月抄、秘封から
>その場の勢いのチョイスによるキャラの4コマ本です。
◆東H-33b:ナナシノ十字星団
※おそらく秘封本。
◆東I-02b:赤色バニラ
夏の新刊は総集編的なものを予定しています。
※秘封本:『だいちこく』収録
◆東K-23b:鵺箱(委託) / Night Zephyer
 秘封本:或る風の群青
◆東L-29a:虹愛合
>合同サークルです。ジャンルは東方の同人誌・小説の予定。内容は未定です…^q^
※サイトなし?/サークルカットが蓮子+霊夢
◆東L30a:鏡花水月
BLACK SHEEP
>マエリベリーさんに出会う前の蓮子は、とてもステキにひん曲がってたとかそんなイメージで。
◆東L-30b:TUNA-3d / DUNGEON
※サークルカットが蓮子
◆東L-40b:夜伽の隙間
・東方夜伽話合同企画『『占夜幻夜物語』
成人指定
◆東L-41b:Rhythm Five
『桜並木の満開の下 少女秘封録』特設ページのようなもの
>幻想郷の外側の謎と幻想を描く、秘封倶楽部のミステリ風短編連作。
◆東L-45a:四面楚歌
『永い夜の物語』
※A―27b:みずたたきにて委託頒布有り
◆東L-53a:Feather’s Snow
夏コミの新刊 秘封本
◆東L-57a:穂積名堂
>空が、映姫が、蓮子が、早苗が、阿求が、輝夜が、幽々子が、咲夜が、霖之助が織り成す物語。
※SS合同誌
◆東L-58b:Riclick / らいくりっく。
諏訪旅行をする秘封倶楽部と結界の外が気になる早苗さんのお話
◆東L-60a:朱色の煎餅 / 朱色の図書館
◆東L-60b:東雲庵 / 東雲の庵
六花~りっか~紹介ページ
 
◆東N-37b:東部開拓地
C76新作「フルキヨキ」よろしくです~!!
※アレンジCD、秘封ジャケット絵。
 
 以下、情報随時募集中。

東方界隈のTwitterブームの顛末など

■経緯
 東方Projectの作り主であるZUN氏(以下「神主」)がTwitter(以下「ついったー」)を始めていたことが広く知られることとなり、それに伴い多くの東方信者(語弊有り)がついったーの利用を始めることとなった。

 そも、神主がついったーを始めたのは数ヶ月以上前のことで、当時からついったーを利用していた人の間では周知のことでありました。また、東方関連の掲示板でも、URLを貼ることはしないものの、存在を知っていると思われる書き込みが散見されていました。推測ですが、神主のアカウントが広く知られることで発言が滞る(あるいは、Protect (※)される)ことを心配して、あえて隠していたのではないかと思います。
 しかし、その気遣いもむなしく、某スレッドにリンクが貼られたことをきっかけに情報は各地に膾炙することとなりました。
 面白いのは、今までついったーを知らなかった人が、1ユーザに影響を受けて始めたということです。最近ではホリエモンの例が記憶に新しいですが、IT関係以外でこれほど(1000人越)の影響を与えた例って国内では珍しいのではないでしょうか。
■今後の展望
 深く考えずに予想してみますと……
 二次創作者の参入が増加、それに伴いアカウントまとめ記事が上がる。その結果、Protectをかける人が増え、結局いつもの東方村社会に近づいていく、なんて思ったりしました。
 まあどうなるかなんて分かりませんが、今回の騒ぎで新規参入した人がなじんでいくのか、はたまた一過性のものとして離れていくのかは興味深いところです。
《関連》
Twitter自分史
酔狂 (suikyoh) on Twitter
※許可したユーザにしか発言が読めなくできる機能。

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